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肺がんCT健診・アスベスト健診

当クリニックは、院長がこれまで専門としてきた呼吸器疾患について、診断面だけでも専門病院に勤務していた時代と同じレベルを維持する目的でマルチスライスCTを導入し肺癌CT検診・アスベスト検診を行っています。

肺癌についてどうして早期発見が必要なのかは「呼吸器の病気について」の肺癌の項を参照してください。

レントゲンでは、白く映らない淡い影もCTではよく見えます。それに加えレントゲンには多くの死角があります。まず、レントゲン写真とCT写真ではどれくらい肺の見える範囲が違うのか分かり易く比較した写真をお見せします。

以下にレントゲンでは指摘できないがCTでは発見することが出来た肺癌のCT写真を提示します。

まず、陰影の濃度がうすくてレントゲンに映らなかったり、陰影が小さくレントゲンでは指摘しにくい例をお見せします。

 正面のレントゲンでは心臓の影で、側面のレントゲンでは胸椎の影で陰影が見えにくい例をお見せします。

このように、CTでは濃度が薄く、小さいうちの(早期の)癌を見つけることが出来ます。もうすこし大きくなったり、濃度が濃くなるとレントゲンでも見えるようになりますがこれは癌がそれだけ成長(進行)することを意味します。もちろん、見えやすい場所にできてくれればレントゲンでも早期の癌を発見することができますが、見えにくい場所が多いので心配な方はCT検診をしたほうが安心です。

この他、肺気腫、気管支拡張症や間質性肺炎(肺線維症)、肺結核症や非結核抗酸菌症などもCTで特徴的な画像所見が得られ、画像所見だけでかなり高い確率で診断できます。また、アスベストを吸入したことが原因でできる胸膜プラークもレントゲンよりかなり精密に発見でき、過去のアスベストの取扱いにより肺内までアスベストが侵入してるかどうかの指標となります。

当クリニックでは肺がんCT健診・アスベスト健診と言う名称で肺のCT健診を行ってますが、これは癌とアスベスト吸入の所見だけではなく、肺の病気全般についてCTで検査しますので、どうぞご利用下さい。

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